肥満はこんなに恐ろしい! 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
ホームへ EBMダイエットとは 食事療法について EBMダイエット講座 お問い合わせ
薬剤師 山口ひろみち

あなたもダイエットの達人
ひろみち先生の肥満クリニック
バックナンバーはここです
メールアドレスを入力してください
メルマガ詳細情報

ライフスタイル別肥満と対策
子供の肥満とその対策
女性の肥満とその対策
男性の肥満とその対策
ワーキングママの肥満対策
老年期の肥満と対策

肥満はこんなに恐ろしい!
忍び寄る生活習慣病

セルフボディチェック


肥満はこんなに恐ろしい!

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

肥満と【睡眠時無呼吸症候群】の『死んだかと思った』症状

隣で寝ていたご主人の呼吸が突然止まってしまったかと思ったら、誰でもビックリするでしょう。人によっては慌てて、「ご主人の胸を両手で左右にゆすって名前を叫んで叩き起こした。」なんてこともあります。

「うるさいな。何があったんだ。」

当の本人はまるで何も無かったように目を覚まし、逆に起こされたことに不機嫌になったりします。そんな経験をお持ちの奥様もいらっしゃるのではないでしょうか。

この突然呼吸が止まる状態を繰り返す症候群ってどんな特徴と原因があるのでしょうか。考えてみましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)にはどんな症状があるの?

軽い症状では、
周期性無呼吸・傾眠・夜間不眠・頭痛・いびき・上半身肥大
があります。特徴として代表的なものが【周期性無呼吸】です。

この呼吸が妨げられるという状態が血液中の酸素不足を招き、頭痛や物覚えが悪くなるなどの症状が起こりやすくなります。

イビキのひどい人などは、呼吸器系を疑ってみるほかに、肥満が原因であることも多いのでチェックが必要です。

睡眠時は弛緩によって気道が狭くなっています。当然息苦しさを覚え、気道を確保するため睡眠が浅くなったり不眠に悩むこともあるわけです。

これらが招く二次的特徴として、
二次性多血症・筋痙攣・右心室肥大・不整脈・知能低下・高血圧
があります。

呼吸に異常がおこると酸素の供給がうまくいかなくなります。そのために起こる症状(筋痙攣など)が付きまとってきます。心臓にも負担がかかるし、低酸素血症を引き起こします。

これは、酸素不足によって赤血球が増加する状態です。

二次性の特徴は、慢性の肺胞性低換気状態が原因です。特に夜間に著しい睡眠障害がおきているため、テープに録音をして自分の症状を確認することも一つの手段です。 また、体型的特徴として判断すると、同じ肥満者でも太く短い首の人が要注意です。

では、「具体的にどんな状態になったら危ないのでしょうか?」

具体的な診断基準ってあるの?

[1]7時間の睡眠中に10秒以上の気流停止状態が30回以上ある。
[2]1時間あたりの無呼吸数が5回以上ある。

「なに言ってるの?自分で寝ている時のことなんて、どうやって数えるんだい?まさか、うちのやつを夜中起こしておいて、私の寝姿をずっと見させるっていうわけ?」

それは無いです! そこまでしていたら、今度は奥様が病気になってしまいます。

先程、テープ録音の方法を例えに出していたはずですが、1時間ぐらいの録音は簡単です。
自分の寝姿を想像できるテープ収録も結構乙なものですので、一度試して下さい。

[3]無呼吸を中枢型・閉鎖型・混合型に分類する。
胸腹壁の呼吸運動があるのにも関わらず、気流が停止している症状のことを閉鎖型といい、90%以上を占めています。

『スースー』と静かな寝息が聞こえたと思えば、『ゴーゴー』と台風のようなイビキに変わるといった状態が繰り返されるのは、呼吸運動が無い気流停止の中枢型です。 また、それらが、交じり合った状態が混合型です。

太るとどうしてSASになるの?

内臓脂肪が蓄積すると、横隔膜・肋骨・肋間筋周囲にまず脂肪が沈着します。脂肪がつくとそれぞれの柔軟性が無くなり、頑張って働かなくてはならないため仕事量が増えるというわけです。

上気道が狭くなり閉鎖しやすくなるため、睡眠中筋肉が緊張しにくくなって弛緩した状態が続くのです。

あなたはイビキをかくか?

次の4つのどれかにあてはまるとしたら、この症状を呈している可能性があるので、【睡眠時無呼吸症候群】を疑ってみましょう。?

『イビキがうるさくて眠れない!』と言われたことがある。
『寝ている時、死んでしまったのではないかとビックリした。』といわれたことがある。
『呼吸がとまって、その間はシーンとしているが、その後、「グアー」と凄まじい大イビキをかく』と言われたことがある。
記憶力が落ちている。

【睡眠時無呼吸症候群】SASが続くとどうなるの?

最初にも述べましたが、睡眠中に息が止まっている状態が続くと、脳細胞に十分な酸素がいかなくなるため、当然頭が鈍くなります。

それが肥満が原因でおこっているとしたら、『太っているということは、それだけで頭を怠けさせているようなものである。』ということになります。

閉鎖型SASは突然死の原因の一つです。腹や胸についた脂肪組織が肺の柔軟性を悪くするため、睡眠中に筋肉が緩むと同時に、上気道が狭くなっていきます。

結果的に、無呼吸によって低酸素血症が起こり、それが夜間の狭心症・心筋梗塞を招き、突然死につながります。SASの患者の半分以上が肥満者です。

体重減少がSAS改善の根本です。

「痩せたら、イビキをかかなくなった。」
「痩せたら苦しくなくなった。」
「痩せたら夜中に起きなくなった。よく眠れるようになった。」

これは、多くの肥満改善者の証言です。彼らが、ダイエットに成功して今まで気づかずにいたSASが改善してはじめて実感した時の言葉です。

Copyright(C) 2004, VISERA, Inc. All Rights Reserved.